深圳クエスト2017
日本から4.5時間、日本人旅行者にも馴染み深い香港の北側にある「中華人民共和国広東省深圳市」。
かつては香港の繁栄をコバンザメ的に吸収しようという立ち位置だったはずがいまや立場は逆転、公式人口1,100万人(実際はもっとw)、地下鉄網も整備され世界最大で世界一怪しい電気街もある、楽しい街になってる。
さらに面白いのが、WeChat Payに代表される電子マネーを柱にした便利なスマホサービス。中国版Uberの「滴滴(didi)」やIoTレンタサイクルの「MOBIKE」などのサービスはコツさえ掴めば旅行者でも利用可能で、これを体験してみるという楽しみもある。
【注意!】以下はあくまでも僕の私見なので、間違いもあるだろうし変わってる点もある。ただ、何も知らないよりは絶対に参考になるので、これを元に自己責任で判断をしてほしい。
※なお以下のさまざまなノウハウは、深圳旅の先輩諸氏から教わったものばかり。ご迷惑になってしまっても申し訳ないのでこの項ではあえて名を上げていないけれど、もう感謝の気持ちしかないというのが正直なところです。
ありがとうございます!
かつては香港の繁栄をコバンザメ的に吸収しようという立ち位置だったはずがいまや立場は逆転、公式人口1,100万人(実際はもっとw)、地下鉄網も整備され世界最大で世界一怪しい電気街もある、楽しい街になってる。
さらに面白いのが、WeChat Payに代表される電子マネーを柱にした便利なスマホサービス。中国版Uberの「滴滴(didi)」やIoTレンタサイクルの「MOBIKE」などのサービスはコツさえ掴めば旅行者でも利用可能で、これを体験してみるという楽しみもある。
【注意!】以下はあくまでも僕の私見なので、間違いもあるだろうし変わってる点もある。ただ、何も知らないよりは絶対に参考になるので、これを元に自己責任で判断をしてほしい。
※なお以下のさまざまなノウハウは、深圳旅の先輩諸氏から教わったものばかり。ご迷惑になってしまっても申し訳ないのでこの項ではあえて名を上げていないけれど、もう感謝の気持ちしかないというのが正直なところです。
ありがとうございます!
■楽しい!けどハードルはそれなりに高い
旅行先としても面白いけどまず情報がない。「地球の歩き方」は香港編・中国編ともおまけ程度の扱いだし、肝心の電気街にしてもスマホのサービスにしても、ネットを検索しても情報は少ないし、嘘や古い情報のほうが多いくらい。
さらに現地に行くと英語は数字すら通じず、外国人への配慮はなく、そもそも深圳は外国人が少ない。そんな中で快適に過ごすためにはいろんな試行錯誤を要し、まさにRPGな感じ。楽しい楽しい「深圳クエスト」って感じなのだ。
日本から香港はLCCで片道1万円台〜、深圳ならビジネスホテルも2,000円台からあるし食事も200円以下からあり、週末だけでも楽しめる深圳に、ぜひ行ってみてほしい。
■深圳クエスト[1]〜出発前準備〜
中国を快適に乗り切るためにはスマホが必須。「ええ、ガラケーしかないよ」という方はこの先読んでもしょうがないかも。そして中国はGoogleやFacebook、LINEなどをブロックする「金盾(Great Firewall)」というものがある。日本に連絡もできやしないのでこれは超えねばだが、その方法は以下の通り。
・日本のケータイで海外パケ放題:これ便利だけど毎日2,980円とかかかる。それって深圳の宿泊費より高いので却下。なんだけど、ローミングだとGFW超えるのでそのお金惜しくないならまあまあアリ。ただしどんな速度でつながるかは不明。
・日本でモバイルWi-Fi借りてく:ちゃんとしたVPNがついてるなら、まあまあアリ。ただしVPNが不安定なこと多い。
・中国でSIM買ってVPNでつなぐ:VPNを使えば確かにGFWは超えられるのだが実際はつながらないことが多く、これアテにしちゃいけない。
・香港で「China Mobile HK」のSIMを入手し中国ではローミング接続する:これが割と王道で、1.5GBでHK$148と安くはないけど、動画みないよう気をつければまあまあ安い。なおこのSIMは中国では買えないので、香港空港のセブンイレブンかChina Mobileで必ず買っておくこと。
そしてネットは遅いので、必ず日本にいるうちに必要なアプリをダウンロードしておくこと。絶対絶対必須なのは以下のとおり。
・WeChat
・高徳地図
・百度地図
・Google翻訳(日本語と中国語の辞書をダウンロードしておけばネットなくても使える)
・Lantern VPN(普通に操作すると接続できないが、香港SIMでつないでVPNをオンにしてから回線を切り替える)
【深圳トラップ!】中国ではGoogleマップをみてはいけない。座標ズレてるしホテルの場所も全部間違ってると思ったほうがいい。マジで嘘ばっかり。hotels.comの地図も全部嘘。必ず上記の中国用マップアプリが必須。「Googleマップは絶対ダメ」と言っても平気で使う人が後を絶たないんだけど、とにかくダメだから。
■深圳クエスト[2]〜飛行機手配〜
深圳航空という会社が成田〜深圳の直行便を飛ばしていて便利なのだが、香港のほうが便も多いし安いから、こちらを利用することが多いだろう。
- 日本〜香港へのLCC(格安航空会社)
・香港エクスプレス
http://www.hkexpress.com/ja
・ジェットスター航空
http://www.jetstar.com/jp/ja/home
・バニラエア
https://www.vanilla-air.com/jp/
・ピーチ
http://www.flypeach.com/
LCC誕生以前は日本〜香港は往復5万円くらいしたが、LCCのおかげでピーク時以外は往復だいたい2万円、香港エクスプレスのキャンペーンを利用すれば1万円ちょいで往復できることも。なおLCCは一部旅行代理店でも扱ってはいるが細かいメニュー選択ができないこともあるので、普通は航空会社のサイトで直接取る。
【深圳トラップ!】日本から深圳に行く航空券を探すと、上海などを経由した乗り継ぎ便がまあまあ安く売っている。でも深圳に行くなら、直行便を除いては香港に行ったほうがいい。「え、香港からさらに国境越えする手間あるのになぜ?」と思うかもしれないが、実は中国の特に国内線は猛烈に遅れる。あくまで聞いた話だが、中国では軍がほとんどの空域を掌握していて、ちょっと気流悪いから右に避けたいんだけどというリクエストもそう簡単に承認されないなどの事情があるそうだ。中国は、その航空需要規模からすると非常に事故が少ない。その代わり、ちょっとした風の具合ですぐ着陸受け入れ中断とかになるので、「遅れないことはない」というくらいで思っておいたほうがいい。
■深圳クエスト[3]〜宿の手配〜
宿は、以下のサイトが中国手配を割とまともにでき、VISAなどのクレジットカードで支払いができる。
- agoda
https://www.agoda.com/ja-jp/
- Ctrip
http://jp.ctrip.com/
【深圳トラップ!】お願いだからGoogle MapおよびGoogle Mapを使って道案内するホテル情報サイトは当てにしないでね。思いっきりズレてるとか普通にあります。あと深圳では道を聞いても要領を得ないこと多いけど、それは深圳生まれの人がほぼいないっていうことも影響ある。親切な人が多いから自分のスマホ出して検索してくれたりする。
■深圳クエスト[4]〜国境超え〜
香港の空港から深圳に渡るには、一国二制度だから国境を超えねばならないわけで、その代表的な方法は以下の通り。
【深圳トラップ!】なお香港・中国いずれの場合も「入国する際にカードを書いて出国時にその半分を渡す」というパターンなので、入国審査の列に並ぶ前にカードを探して書いておくこと。これマカオなどの身分証を持ってる人は書かないので、その人たちに釣られて並んじゃわないように。
また、深圳の地下鉄駅や国境にはたいてい「中国銀行」のATMがあり、日本のVISAデビット機能付銀行カードで中国元がおろせる。地方銀行っぽいATMでは海外発行のVISAカードが使えない場合が多いので、中国銀行や中国工商銀行といったメジャーな銀行のATMを使おう。いまどき日本円の現金を空港で両替しようっていう時代錯誤な人はいないとは思うけど、まあ時間の無駄っす。
【深圳トラップ!】中国では、高級スーパーやレストランでもVISAなどの国際クレジットカードは使えないと思ったほうがいい。高級ホテルなら使えるが、ビジネスホテルでもまず無理。なので「クレカあれば旅行は平気」なんて考えは香港の空港に置いてくること。
【1】香港国際空港から深圳・蛇口港へのフェリー
このフェリーは香港に入国せずに中国に行ける特殊なフェリーなので、飛行機利用者しか乗れないし航空会社によっては利用できないなど、割とややこしい。そして香港について入国しちゃったらもう乗れない。そして一番ラクだけど割と高い。もっとも重要な点としては、深圳側の到着地が電気街のある華強北周辺から地下鉄で1時間くらいかかる西側の南山区というエリアだという点。そっちに用事があるならまあまあ有利。
- 香港国際空港からのフェリー詳細
http://www.hongkongairport.com/eng/transport/transport-connection-with-mainland-china/ferry-transfer/service-at-a-glance.html
【2】香港国際空港からA43/A43Pのバスで上水に移動し鉄道で国境へ
これが実は一番の王道といえるかも。バスは立派な2階建でWi-Fiと電源完備、料金も400円ちょいとお得。上水駅からは鉄道で羅湖もしくは落馬洲という国境の駅に行くのだが、これはどちらでもいい。
香港を出国し、徒歩で国境を超え、その先の中国入国審査をしたら地下鉄駅がある。羅湖から出ると深圳側も羅湖、落馬洲から出ると深圳側は福田口岸という駅だ。
- KMBのサイト
http://m.kmb.hk/en/result.html?busno=A43
【3】Skylimo
香港国際空港のターミナル2側に移動すると、Mainland China行のバスや乗り合いタクシーの乗り場がある。特に乗り合いタクシーの「Skylimo」はホテルまで連れてってくれるので、荷物が多い場合はこれを利用してもいい。
なお香港空港から福田・華強北あたりに最も早く行くには、香港空港からSkylimoの「皇崗(ふぁんがん)」行きに乗り、中国入ったら地下鉄で移動するという流れだ。Skylimoは深圳に入ってから大手〜中級ホテルまで連れてってくれるが、みんな行き先が異なるので遠回りや乗り換えが発生する。それよりは国境まで行ってそこから先は自力移動したほうが早いのだ。
■深圳クエスト[5]〜地下鉄〜
深圳には立派な地下鉄網があり、旅行者が行くような場所は概ねどこにでも行ける。そして路線もわかりやすいので、目的地の駅と出口がわかればほぼ大丈夫。ただし深圳市は東京都くらいの広さがあるので、地下鉄で東西移動とかすると1時間以上はかかる点に気を付けよう。
【深圳トラップ!】地下鉄は、乗る前に荷物のX線チェックが必須。セキュリティチェックの先に改札がある。
【深圳トラップ!】深圳地下鉄の切符は券売機で買えるけど、1元コインと5元札しか使えず、しかも5元札はボロくて認識しないことも多いから、ICカードである「深圳通」を買うこと必須。深圳通は主要駅の専用ブースや販売機で売ってるが、普通の券売機や窓口では売ってない。そして当然、クレカで買うなんてことはできっこない。
なので深圳通を売ってるのみかけたらソッコーで購入!普通のや小型版のは100元でうち50元チャージされてるが、キティちゃんやワンピースなどキャラクターものは99元でチャージなし、とかね。
■深圳クエスト[6]〜スマホ購入〜
深圳には世界最大の電気街があるんだし、海外用SIMフリー携帯は着いてから買えばいいやって思うかもだけど、それも実は割とややこしい。まず中国のスマホは基本Androidなわけだけど、だけど中国ではGoogleのサービスが使えない。だから中国で売ってるスマホってAndroidベースの独自OSだったり、Googleのサービスを使えないような設定がなされているのだ。
これの解決法としては、中華スマホの高級ブランドである「シャオミ」のスマホを直営店で購入し、その場で国際版ROMを焼いてもらうという方法がある。ちなみに華強北などの電気街ではシャオミの看板を多く見かけ、実際製品も売ってるのだけれど、シャオミは原則として直販のみなのでそこいらの店にあるのは転売品か中古品か偽物かのどれかで、買っちゃダメなのだ。
・シャオミの直営店「小米之家」
http://www.mi.com/c/xiaomizhijia/shenzhen.html
それと言わずもがなだけど、ガラケーや小型電話はGSM機の場合が多く、そうなると日本では使えない。「GSMって何?」っていう人は自分で学んでおこう。
【深圳トラップ!】いくらでもスマホが買えるけど、使えないかも!
■深圳クエスト[7]〜微信(WeChat)〜
中国でもつながるチャットサービス「微信(ウェイシン)」は中国では必須。買い物で待たされたら、アカウント交換して「準備できたら連絡ちょうだいね」なんてことができる。しかも翻訳機能があるから、面と向かって話が通じないときは微信でやりとりすればOKだ。
なお微信にしてもGoogle翻訳(ローカル動作)にしても、日本語〜中国語間の自動翻訳はあまり質が良くなくてわけわからないので、必ず英語〜中国語を使おう。微信の設定も英語モードにしておけばいい。
なお人気のレストランで並ぶ場合、受け取った番号札にQRコードがついてたら微信でスキャンしよう。これで席の消化状況を都度知らせてくれるのでのんびり散策できる。
■深圳クエスト[8]〜微信支付(WeChat Pay)〜
微信の電子マネー機能。これは実は微信をインストールしただけだとメニューにも出てこず、誰かに1元とか送ってもらって有効化する必要がある。微信支付の送金手数料は無料だから、ホテルのスタッフとかに「現金渡すからそのぶん僕に微信支付で送って」とお願いするとたいていはやってくれる(中国の人は基本、親切)。
そして有効化するためにはVISAのクレジットカードもしくはデビットカードのアカウントを入力するのだが、これはチャージには使えずあくまでも本人認証用となる。屋台とかコンビニとかで使えるから、その便利さを感じておこう。
■深圳クエスト[9]〜中国の電話番号〜
微信支付は便利で、ウォレットのメニューには中国版Uberである「滴滴(didi)」やフェリーなどの予約機能がある。また微信支付での支払いにより街にいっぱいあるIoTレンタサイクル「MOBIKE」(後述)も使える。なのだけれど、これらにはどうしても中国フォーマットの電話番号でSMSが受信できる必要がある。
前出の香港SIMはデータ用であり中国の番号がないため、これとは別に中国用SIMも必要になるのだ。もしシャオミのスマホを購入したら、基本はデュアルSIMになってるので香港・中国両方のSIMを切り替えて使える。
で、中国はケータイ番号が重要な本人確認法になっており、プリペイドであっても利用にはパスポート提示による実名登録が必須。そして「China Telecom」などはその番号維持が結構高価なのだが、「China Unicom」のプリペイドなら購入時65元、番号維持は6元/月と格安。
ただし「China Unicom」のプリペイドSIMはChina Unicomのショップではなぜか売ってないので、華強北などの怪しい店で65元のものを購入。するとお店の人が近所のChina Unicomまで連れてってくれるので、そこでパスポートを提示し実名登録するのだ。このときどこに連れてかれるのかと不安になるが、まあたぶん誘拐とかはされないと思うので安心してほしい。
SIMのアクティベーションが終わって中国フォーマットの電話番号でSMSが受けられるようになったら、急激に世界が広がる。
[追記2017.07.27] eSenderでSMS受けよう!
香港企業により提供されている「eSender」は、中国フォーマットのSMS番号がもらえてWeChatなどで受信できるという便利なサービスだ。この番号を取得するときは厳密な本人認証がかからないため、利用できる範囲は限られるようだ。とりあえず「Mobikeでは使えた」「WeChatの番号に使うと中華スタンプが取得できるようになった」というあたりは報告されているが、詳細は使ってみるまでわからない。
「易博通」(eSender)
クーポンコード「DS0300」で60日無料になる。
■深圳クエスト[10]〜ラスボスは中国の銀行口座〜
微信支付へのチャージを自力でやるためには中国の銀行口座が必要。また滴滴の一般車バージョンを使う場合も必須。
で、マネーロンダリング対策などで中国の銀行口座を外国人が作るのは年々難しくなっており、いままで作れた銀行でも「労働ビザが必須」「外国人登録が必須」などと言われて断られる事案が続出している。
で、僕は2017年01月07日に、購物中心駅の中国工商銀行・卓越時代広場支店で銀行口座作成に成功した。必要なのは、1)パスポート、2)中国番号でSMSが受けられるケータイ、3)日本の免許証などの公的身分証、だけだった。大きな注意点として姓名は「Shigeta Katsunori」のようにローマ字の姓・名順にしとかないとAliPay登録ができないという落とし穴があるが、ほかは特に気をつける必要もなく、パスワード生成器の15元だけで口座があっさり作れてしまった。
さすが都心部の一流銀行、行員とは英語で十分コミュニケーションができた。
ただし同じ中国工商銀行の別の支店では「外国人登録証を作ってこい」と言われ断られたので、この支店でもいつまで作れるかはわからない。もしかすると2017年の旧正月開けたらダメになってるかもしれない。
銀行口座ができたらもう怖いものはない。微信支付とAliPayに口座を紐付ければ、もうチャージなんてしなくてもリアルタイムで口座から引き落としてくれる。
■深圳クエスト[11]〜中国版Uber「滴滴(didi)」〜
言葉が通じない中国だからこそ、滴滴は超便利。なんせ行き先を地図で指定できるんだから。しかも超安いからガンガン使ってしまう。
中国のSMSが受信できればとりあえず「普通のタクシーを手配する」という機能は使える(「出租」と書いてあるもの)。手配する際はまず自分の乗車希望位置を指定するが、GPSは多少ズレてるのが普通だからちゃんと調整しておこう。そして行き先を検索で決めて手配する。すると直後に運転手から電話がくるが、中国語わかんないので日本語でテキトーに話してると「チッ」と舌打ちし電話は切られるけどちゃんとクルマは来てくれる。
手配したクルマかどうかをナンバーで確認し、ケータイを振って合図すればわかってくれる。出租を手配した場合、料金は自動決済できないので現金で支払う。
そして銀行口座が開通し微信支付の紐付けができたら、一般人が自分のクルマを運転する「快車」も使える。こっちの場合は「相乗りOK」のほうにすると少しだけ安くなるけど寄り道で時間かかるので気を付けよう。もっとも深夜帯などは相乗りしかないこともある。
快車の場合は滴滴アプリで決済するので、目的地に到着したら「バイバイ〜」とクルマを降りるだけ。あとは運転手評価を付けておこう。
■深圳クエスト[12]〜その他のサービス〜
中国SMSが受信できれば、微信によって高速バス、鉄道、フェリーなどの予約ができるようになる。受信したSMSをみせて窓口で発見してもらうというのが基本だ。特に、深圳・蛇口港から香港国際空港に行くフェリーは時期によっては満席になり、そうなると他のルートも時間食うから飛行機に乗り遅れかねないので、ちゃんと予約できるメリットは大きい。
IoTレンタサイクル「MOBIKE」も利用したいサービスのひとつだ。この場合まず299元の保証金を微信支付で支払い、さらにパスポートの写真とパスポートを持った自分の写真とをアプリの指示通りアップロードする。うまくいけば2時間程度で承認が降りるが、なぜだか拒絶されることもあるので通るまで何度もチャレンジしよう。
AliPayも設定しておくと通販などで便利。
この他にもレストランの待ち順を2元支払うことで繰り上げてくれる「美味不要等」や、クーポンサイトの「美団」、食事から日用品までお届けしてくれる「美団外売」など、体験できるサービスはたくさんある。
ということでハードルはそれなりに高い部分もあるが、中国語ができなくてもうまくすれば「到着日にケータイとSIMを買って設定をしておき、翌朝銀行口座作って使い始める」なんてことも可能かもしれない。実際、ここに紹介した手法で知人の若者が銀行口座を作り、微信でフェリー予約するなど中国スマホ生活を謳歌してたりするのだから。
ということで駆け足でご紹介した「深圳クエスト」だけど、皆さんもぜひ楽しんでほしい。そして状況が相違あった場合も文句は言わないで、でも情報は教えてね。
旅行先としても面白いけどまず情報がない。「地球の歩き方」は香港編・中国編ともおまけ程度の扱いだし、肝心の電気街にしてもスマホのサービスにしても、ネットを検索しても情報は少ないし、嘘や古い情報のほうが多いくらい。
さらに現地に行くと英語は数字すら通じず、外国人への配慮はなく、そもそも深圳は外国人が少ない。そんな中で快適に過ごすためにはいろんな試行錯誤を要し、まさにRPGな感じ。楽しい楽しい「深圳クエスト」って感じなのだ。
日本から香港はLCCで片道1万円台〜、深圳ならビジネスホテルも2,000円台からあるし食事も200円以下からあり、週末だけでも楽しめる深圳に、ぜひ行ってみてほしい。
■深圳クエスト[1]〜出発前準備〜
中国を快適に乗り切るためにはスマホが必須。「ええ、ガラケーしかないよ」という方はこの先読んでもしょうがないかも。そして中国はGoogleやFacebook、LINEなどをブロックする「金盾(Great Firewall)」というものがある。日本に連絡もできやしないのでこれは超えねばだが、その方法は以下の通り。
・日本のケータイで海外パケ放題:これ便利だけど毎日2,980円とかかかる。それって深圳の宿泊費より高いので却下。なんだけど、ローミングだとGFW超えるのでそのお金惜しくないならまあまあアリ。ただしどんな速度でつながるかは不明。
・日本でモバイルWi-Fi借りてく:ちゃんとしたVPNがついてるなら、まあまあアリ。ただしVPNが不安定なこと多い。
・中国でSIM買ってVPNでつなぐ:VPNを使えば確かにGFWは超えられるのだが実際はつながらないことが多く、これアテにしちゃいけない。
・香港で「China Mobile HK」のSIMを入手し中国ではローミング接続する:これが割と王道で、1.5GBでHK$148と安くはないけど、動画みないよう気をつければまあまあ安い。なおこのSIMは中国では買えないので、香港空港のセブンイレブンかChina Mobileで必ず買っておくこと。
そしてネットは遅いので、必ず日本にいるうちに必要なアプリをダウンロードしておくこと。絶対絶対必須なのは以下のとおり。
・高徳地図
・百度地図
・Google翻訳(日本語と中国語の辞書をダウンロードしておけばネットなくても使える)
・Lantern VPN(普通に操作すると接続できないが、香港SIMでつないでVPNをオンにしてから回線を切り替える)
【深圳トラップ!】中国ではGoogleマップをみてはいけない。座標ズレてるしホテルの場所も全部間違ってると思ったほうがいい。マジで嘘ばっかり。hotels.comの地図も全部嘘。必ず上記の中国用マップアプリが必須。「Googleマップは絶対ダメ」と言っても平気で使う人が後を絶たないんだけど、とにかくダメだから。
■深圳クエスト[2]〜飛行機手配〜
深圳航空という会社が成田〜深圳の直行便を飛ばしていて便利なのだが、香港のほうが便も多いし安いから、こちらを利用することが多いだろう。
- 日本〜香港へのLCC(格安航空会社)
・香港エクスプレス
http://www.hkexpress.com/ja
・ジェットスター航空
http://www.jetstar.com/jp/ja/home
・バニラエア
https://www.vanilla-air.com/jp/
・ピーチ
http://www.flypeach.com/
LCC誕生以前は日本〜香港は往復5万円くらいしたが、LCCのおかげでピーク時以外は往復だいたい2万円、香港エクスプレスのキャンペーンを利用すれば1万円ちょいで往復できることも。なおLCCは一部旅行代理店でも扱ってはいるが細かいメニュー選択ができないこともあるので、普通は航空会社のサイトで直接取る。
【深圳トラップ!】日本から深圳に行く航空券を探すと、上海などを経由した乗り継ぎ便がまあまあ安く売っている。でも深圳に行くなら、直行便を除いては香港に行ったほうがいい。「え、香港からさらに国境越えする手間あるのになぜ?」と思うかもしれないが、実は中国の特に国内線は猛烈に遅れる。あくまで聞いた話だが、中国では軍がほとんどの空域を掌握していて、ちょっと気流悪いから右に避けたいんだけどというリクエストもそう簡単に承認されないなどの事情があるそうだ。中国は、その航空需要規模からすると非常に事故が少ない。その代わり、ちょっとした風の具合ですぐ着陸受け入れ中断とかになるので、「遅れないことはない」というくらいで思っておいたほうがいい。
■深圳クエスト[3]〜宿の手配〜
宿は、以下のサイトが中国手配を割とまともにでき、VISAなどのクレジットカードで支払いができる。
- agoda
https://www.agoda.com/ja-jp/
- Ctrip
http://jp.ctrip.com/
【深圳トラップ!】お願いだからGoogle MapおよびGoogle Mapを使って道案内するホテル情報サイトは当てにしないでね。思いっきりズレてるとか普通にあります。あと深圳では道を聞いても要領を得ないこと多いけど、それは深圳生まれの人がほぼいないっていうことも影響ある。親切な人が多いから自分のスマホ出して検索してくれたりする。
■深圳クエスト[4]〜国境超え〜
香港の空港から深圳に渡るには、一国二制度だから国境を超えねばならないわけで、その代表的な方法は以下の通り。
【深圳トラップ!】なお香港・中国いずれの場合も「入国する際にカードを書いて出国時にその半分を渡す」というパターンなので、入国審査の列に並ぶ前にカードを探して書いておくこと。これマカオなどの身分証を持ってる人は書かないので、その人たちに釣られて並んじゃわないように。
また、深圳の地下鉄駅や国境にはたいてい「中国銀行」のATMがあり、日本のVISAデビット機能付銀行カードで中国元がおろせる。地方銀行っぽいATMでは海外発行のVISAカードが使えない場合が多いので、中国銀行や中国工商銀行といったメジャーな銀行のATMを使おう。いまどき日本円の現金を空港で両替しようっていう時代錯誤な人はいないとは思うけど、まあ時間の無駄っす。
【深圳トラップ!】中国では、高級スーパーやレストランでもVISAなどの国際クレジットカードは使えないと思ったほうがいい。高級ホテルなら使えるが、ビジネスホテルでもまず無理。なので「クレカあれば旅行は平気」なんて考えは香港の空港に置いてくること。
【1】香港国際空港から深圳・蛇口港へのフェリー
このフェリーは香港に入国せずに中国に行ける特殊なフェリーなので、飛行機利用者しか乗れないし航空会社によっては利用できないなど、割とややこしい。そして香港について入国しちゃったらもう乗れない。そして一番ラクだけど割と高い。もっとも重要な点としては、深圳側の到着地が電気街のある華強北周辺から地下鉄で1時間くらいかかる西側の南山区というエリアだという点。そっちに用事があるならまあまあ有利。
- 香港国際空港からのフェリー詳細
http://www.hongkongairport.com/eng/transport/transport-connection-with-mainland-china/ferry-transfer/service-at-a-glance.html
【2】香港国際空港からA43/A43Pのバスで上水に移動し鉄道で国境へ
これが実は一番の王道といえるかも。バスは立派な2階建でWi-Fiと電源完備、料金も400円ちょいとお得。上水駅からは鉄道で羅湖もしくは落馬洲という国境の駅に行くのだが、これはどちらでもいい。
香港を出国し、徒歩で国境を超え、その先の中国入国審査をしたら地下鉄駅がある。羅湖から出ると深圳側も羅湖、落馬洲から出ると深圳側は福田口岸という駅だ。
- KMBのサイト
http://m.kmb.hk/en/result.html?busno=A43
【3】Skylimo
香港国際空港のターミナル2側に移動すると、Mainland China行のバスや乗り合いタクシーの乗り場がある。特に乗り合いタクシーの「Skylimo」はホテルまで連れてってくれるので、荷物が多い場合はこれを利用してもいい。
なお香港空港から福田・華強北あたりに最も早く行くには、香港空港からSkylimoの「皇崗(ふぁんがん)」行きに乗り、中国入ったら地下鉄で移動するという流れだ。Skylimoは深圳に入ってから大手〜中級ホテルまで連れてってくれるが、みんな行き先が異なるので遠回りや乗り換えが発生する。それよりは国境まで行ってそこから先は自力移動したほうが早いのだ。
■深圳クエスト[5]〜地下鉄〜
深圳には立派な地下鉄網があり、旅行者が行くような場所は概ねどこにでも行ける。そして路線もわかりやすいので、目的地の駅と出口がわかればほぼ大丈夫。ただし深圳市は東京都くらいの広さがあるので、地下鉄で東西移動とかすると1時間以上はかかる点に気を付けよう。
【深圳トラップ!】地下鉄は、乗る前に荷物のX線チェックが必須。セキュリティチェックの先に改札がある。
【深圳トラップ!】深圳地下鉄の切符は券売機で買えるけど、1元コインと5元札しか使えず、しかも5元札はボロくて認識しないことも多いから、ICカードである「深圳通」を買うこと必須。深圳通は主要駅の専用ブースや販売機で売ってるが、普通の券売機や窓口では売ってない。そして当然、クレカで買うなんてことはできっこない。
なので深圳通を売ってるのみかけたらソッコーで購入!普通のや小型版のは100元でうち50元チャージされてるが、キティちゃんやワンピースなどキャラクターものは99元でチャージなし、とかね。
■深圳クエスト[6]〜スマホ購入〜
深圳には世界最大の電気街があるんだし、海外用SIMフリー携帯は着いてから買えばいいやって思うかもだけど、それも実は割とややこしい。まず中国のスマホは基本Androidなわけだけど、だけど中国ではGoogleのサービスが使えない。だから中国で売ってるスマホってAndroidベースの独自OSだったり、Googleのサービスを使えないような設定がなされているのだ。
これの解決法としては、中華スマホの高級ブランドである「シャオミ」のスマホを直営店で購入し、その場で国際版ROMを焼いてもらうという方法がある。ちなみに華強北などの電気街ではシャオミの看板を多く見かけ、実際製品も売ってるのだけれど、シャオミは原則として直販のみなのでそこいらの店にあるのは転売品か中古品か偽物かのどれかで、買っちゃダメなのだ。
・シャオミの直営店「小米之家」
http://www.mi.com/c/xiaomizhijia/shenzhen.html
それと言わずもがなだけど、ガラケーや小型電話はGSM機の場合が多く、そうなると日本では使えない。「GSMって何?」っていう人は自分で学んでおこう。
【深圳トラップ!】いくらでもスマホが買えるけど、使えないかも!
■深圳クエスト[7]〜微信(WeChat)〜
中国でもつながるチャットサービス「微信(ウェイシン)」は中国では必須。買い物で待たされたら、アカウント交換して「準備できたら連絡ちょうだいね」なんてことができる。しかも翻訳機能があるから、面と向かって話が通じないときは微信でやりとりすればOKだ。
なお微信にしてもGoogle翻訳(ローカル動作)にしても、日本語〜中国語間の自動翻訳はあまり質が良くなくてわけわからないので、必ず英語〜中国語を使おう。微信の設定も英語モードにしておけばいい。
なお人気のレストランで並ぶ場合、受け取った番号札にQRコードがついてたら微信でスキャンしよう。これで席の消化状況を都度知らせてくれるのでのんびり散策できる。
■深圳クエスト[8]〜微信支付(WeChat Pay)〜
微信の電子マネー機能。これは実は微信をインストールしただけだとメニューにも出てこず、誰かに1元とか送ってもらって有効化する必要がある。微信支付の送金手数料は無料だから、ホテルのスタッフとかに「現金渡すからそのぶん僕に微信支付で送って」とお願いするとたいていはやってくれる(中国の人は基本、親切)。
そして有効化するためにはVISAのクレジットカードもしくはデビットカードのアカウントを入力するのだが、これはチャージには使えずあくまでも本人認証用となる。屋台とかコンビニとかで使えるから、その便利さを感じておこう。
■深圳クエスト[9]〜中国の電話番号〜
微信支付は便利で、ウォレットのメニューには中国版Uberである「滴滴(didi)」やフェリーなどの予約機能がある。また微信支付での支払いにより街にいっぱいあるIoTレンタサイクル「MOBIKE」(後述)も使える。なのだけれど、これらにはどうしても中国フォーマットの電話番号でSMSが受信できる必要がある。
前出の香港SIMはデータ用であり中国の番号がないため、これとは別に中国用SIMも必要になるのだ。もしシャオミのスマホを購入したら、基本はデュアルSIMになってるので香港・中国両方のSIMを切り替えて使える。
で、中国はケータイ番号が重要な本人確認法になっており、プリペイドであっても利用にはパスポート提示による実名登録が必須。そして「China Telecom」などはその番号維持が結構高価なのだが、「China Unicom」のプリペイドなら購入時65元、番号維持は6元/月と格安。
ただし「China Unicom」のプリペイドSIMはChina Unicomのショップではなぜか売ってないので、華強北などの怪しい店で65元のものを購入。するとお店の人が近所のChina Unicomまで連れてってくれるので、そこでパスポートを提示し実名登録するのだ。このときどこに連れてかれるのかと不安になるが、まあたぶん誘拐とかはされないと思うので安心してほしい。
SIMのアクティベーションが終わって中国フォーマットの電話番号でSMSが受けられるようになったら、急激に世界が広がる。
[追記2017.07.27] eSenderでSMS受けよう!
香港企業により提供されている「eSender」は、中国フォーマットのSMS番号がもらえてWeChatなどで受信できるという便利なサービスだ。この番号を取得するときは厳密な本人認証がかからないため、利用できる範囲は限られるようだ。とりあえず「Mobikeでは使えた」「WeChatの番号に使うと中華スタンプが取得できるようになった」というあたりは報告されているが、詳細は使ってみるまでわからない。
「易博通」(eSender)
クーポンコード「DS0300」で60日無料になる。
■深圳クエスト[10]〜ラスボスは中国の銀行口座〜
微信支付へのチャージを自力でやるためには中国の銀行口座が必要。また滴滴の一般車バージョンを使う場合も必須。
で、マネーロンダリング対策などで中国の銀行口座を外国人が作るのは年々難しくなっており、いままで作れた銀行でも「労働ビザが必須」「外国人登録が必須」などと言われて断られる事案が続出している。
で、僕は2017年01月07日に、購物中心駅の中国工商銀行・卓越時代広場支店で銀行口座作成に成功した。必要なのは、1)パスポート、2)中国番号でSMSが受けられるケータイ、3)日本の免許証などの公的身分証、だけだった。大きな注意点として姓名は「Shigeta Katsunori」のようにローマ字の姓・名順にしとかないとAliPay登録ができないという落とし穴があるが、ほかは特に気をつける必要もなく、パスワード生成器の15元だけで口座があっさり作れてしまった。
さすが都心部の一流銀行、行員とは英語で十分コミュニケーションができた。
ただし同じ中国工商銀行の別の支店では「外国人登録証を作ってこい」と言われ断られたので、この支店でもいつまで作れるかはわからない。もしかすると2017年の旧正月開けたらダメになってるかもしれない。
銀行口座ができたらもう怖いものはない。微信支付とAliPayに口座を紐付ければ、もうチャージなんてしなくてもリアルタイムで口座から引き落としてくれる。
■深圳クエスト[11]〜中国版Uber「滴滴(didi)」〜
言葉が通じない中国だからこそ、滴滴は超便利。なんせ行き先を地図で指定できるんだから。しかも超安いからガンガン使ってしまう。
中国のSMSが受信できればとりあえず「普通のタクシーを手配する」という機能は使える(「出租」と書いてあるもの)。手配する際はまず自分の乗車希望位置を指定するが、GPSは多少ズレてるのが普通だからちゃんと調整しておこう。そして行き先を検索で決めて手配する。すると直後に運転手から電話がくるが、中国語わかんないので日本語でテキトーに話してると「チッ」と舌打ちし電話は切られるけどちゃんとクルマは来てくれる。
手配したクルマかどうかをナンバーで確認し、ケータイを振って合図すればわかってくれる。出租を手配した場合、料金は自動決済できないので現金で支払う。
そして銀行口座が開通し微信支付の紐付けができたら、一般人が自分のクルマを運転する「快車」も使える。こっちの場合は「相乗りOK」のほうにすると少しだけ安くなるけど寄り道で時間かかるので気を付けよう。もっとも深夜帯などは相乗りしかないこともある。
快車の場合は滴滴アプリで決済するので、目的地に到着したら「バイバイ〜」とクルマを降りるだけ。あとは運転手評価を付けておこう。
■深圳クエスト[12]〜その他のサービス〜
中国SMSが受信できれば、微信によって高速バス、鉄道、フェリーなどの予約ができるようになる。受信したSMSをみせて窓口で発見してもらうというのが基本だ。特に、深圳・蛇口港から香港国際空港に行くフェリーは時期によっては満席になり、そうなると他のルートも時間食うから飛行機に乗り遅れかねないので、ちゃんと予約できるメリットは大きい。
IoTレンタサイクル「MOBIKE」も利用したいサービスのひとつだ。この場合まず299元の保証金を微信支付で支払い、さらにパスポートの写真とパスポートを持った自分の写真とをアプリの指示通りアップロードする。うまくいけば2時間程度で承認が降りるが、なぜだか拒絶されることもあるので通るまで何度もチャレンジしよう。
AliPayも設定しておくと通販などで便利。
この他にもレストランの待ち順を2元支払うことで繰り上げてくれる「美味不要等」や、クーポンサイトの「美団」、食事から日用品までお届けしてくれる「美団外売」など、体験できるサービスはたくさんある。
ということでハードルはそれなりに高い部分もあるが、中国語ができなくてもうまくすれば「到着日にケータイとSIMを買って設定をしておき、翌朝銀行口座作って使い始める」なんてことも可能かもしれない。実際、ここに紹介した手法で知人の若者が銀行口座を作り、微信でフェリー予約するなど中国スマホ生活を謳歌してたりするのだから。
ということで駆け足でご紹介した「深圳クエスト」だけど、皆さんもぜひ楽しんでほしい。そして状況が相違あった場合も文句は言わないで、でも情報は教えてね。
- 2017.01.18 Wednesday
- その他
- 21:31
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- by 茂田カツノリ