「先進国的なビジネス」は日本の零細企業から!

日本が構造不況から抜け出せないまま、なんと20年も経ってしまった。これから社会人として働いてゆく人たちに対しては、いまの40代である我々が明るい未来を提示できてなくて、本当に申し訳なく思う。

で、なんで日本はこうなっちゃっているのかについて、わかっているし当たり前のことだけど、誰もが共有はできてないかもしれない概念について語っておこう。

それは「先進国的なビジネス」のあり方という観点だ。
▼どこと競争しなきゃならないか?

「先進国的なビジネス」というのは、アップルやグーグルのようなものをとりあえずは指しているが、これは決してIT企業ということを言いたいのではない。

たとえば製造業や農業・漁業などは、一番近いところでは中国と直撃で競争しなきゃならない。彼らは社会保障も医療レベルも低い=その社会の中でも労働力が安い上に、さらに為替相場も安くなっている。つまり、同じ条件でこれらの仕事してたら、高コストになるから国際競争力は落ち、そこで働く側も出る金ばかり多くなることになる。

ここで1つの選択肢として、じゃあ為替相場を途上国に近づけちゃえばいいじゃん、という考えも出てくる。アメリカがドルの供給を尋常じゃないレベルで増やして、特に円に対して強烈な通貨安を演出することに成功しているのは、これを実行しているということだ。

日本は、日銀の意向なのか、それとももっと別の勢力が陰で糸を引いているのか、国際的な通貨安競争からは取り残されて、円は独歩高状況だ。こりゃ製造業はたまらない。もう日本じゃ製造業はできないのではとすら思えるほどだ。

通貨高という点だけをとってみても、いわゆるコモディティ化された製品を作る会社が日本じゃまともには成り立たないことがわかる。成り立たそうとして労働者に犠牲を強いているのが、いまの状況だ。

▼アップル・そしてシリコンバレー的なやり方

一方でアップルを考えてみると、彼らは世の中に存在しなかった製品を作り、それにより新しい市場を開拓し、高い利益率の製品を大量に販売している。しかも製造は中国の超巨大EMS(Electronics Manufacturing Service=電子機器受託製造業)であるFOXCONNに委託するなど、為替状況に合致した、ごく当然の戦略をきっちりと取っている。

アップルの創業時のことを考えてみると、それまでは「自分で組み立てる」のが当たり前だったパソコンの完成品を販売することから始まっている。その後いろいろと浮き沈みを経験した後、一度追い出したスティーブ・ジョブズの復帰、そしてパソコンの概念をもう一度作りなおすiMacの発売、さらにはiPhone/iPadと、いままで存在しなかった市場を創りだしてきた。

アップルの強さを「ブランド力」と表現する人もいるが、この言葉だと同じ製品で印象が違うだけと取られかねない。そうではなく、製品の力自体がまったく違うし、次々と新しい製品を生み出し続けるパワーは、本当に敬服する。

アップルは成功企業の代表格であるが、シリコンバレーではもっと小さな企業のタネがどんどん生まれ続けている。その中にはfacebookのような怪物になる会社もあるわけだから、この好循環は止まることはない。

▼日本は全体が「大企業病」

一方日本では、国際的競争力を持った新しい製品あるいはサービスというものは、ほぼ出せていない。インターネットサービスにしても、国内での成功事例であるmixiをみればわかるとおり、国際的な拡大というものがまったくもってできていない。時間帯も表示言語も変えられないだなんて、いまの時代ではお笑い種である。

日本は人口も多く言語の壁もあるので、不可侵な国内市場というものが一定程度存在する。しかし人口の大半が中高年であり、需要という点ではどんどん先細りである。

ということで、ごく当たり前のこととして、世界に向けて打ち出せる新たな製品の概念というものを、日本から発信せねばならないのだ。こんなのごく当たり前のことだ。

しかし日本の、特にそれなりの規模に成長した企業をみてみると、戦後の復興という波に乗り、日本が先進国化してゆくときに生じた右肩上がり状況から生じた過去の栄光に、いまだにすがっているとしか言えない勢力が幅をきかせている。こんなんじゃ、社会全体が下り坂になり、勤労者が割を食うのは当然である。

▼小さな会社からこそ世界に発信しよう

しかし日本っていうのは、本当にダメというわけではない。自動車をはじめとする各種消費財にしても、工作機械やロボットにしても、食文化にしても、世界に誇れるものを持っている。「日本」というものは、いまだに強いブランド力を持っているのだ。

アメリカで仕事してみると、日本人っていうのは勤勉実直、そして誠実であると、高い評価を得ていることを深く実感する。

しかし日本における、既存権力を持っている企業は前述のとおりダメダメだ。彼らなりに新しいチャレンジをしているのはわかるが、企業として中途半端に成功しちゃうとダメになる。

だから、僕のような超零細、吹けば飛ぶような存在の中で必死にもがいて生きているものたちこそ、世界を変えてゆくようなデカいことをするべきなのだ。小規模だからと卑屈になってはいけない。自分に世界を変える力があると強く信じ、突き進んでゆこう。

なんちゃって。
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