LinkedInでスパムを送らないための注意点とリマインダの止め方
引き続き、LinkedInからうっかり大量のメールを送ってしまった件の続報だ。
そもそもな話をすると、ウイルスの中には手元のメーラーに感染してアドレス帳の相手にさらにウイルスを拡散させる、という仕組みがある。また、これは悪意のあるウイルスかどうか微妙だが、TwitterやFacebookの連携アプリの中にも、友達リストに一括で参加招待メッセージを送りまくるという、大変に迷惑なものがある。
特にTwitter/Facebookのものは、当初どちらかと言えばネットの世界に詳しい人が引っかかったものだ。いまは「これは勝手に拡散する系か?」と考えるようになったので上級者は引っかからなくなったが、最近このあたりの世界に入ってきた人が引っかかるという微笑ましい光景は連日繰り広げられている。
で、こんなたぐいの「スパムまがい機能」の中でも、LinkedInの仕組みはもっともタチが悪く、困った存在になっている。
そもそもな話をすると、ウイルスの中には手元のメーラーに感染してアドレス帳の相手にさらにウイルスを拡散させる、という仕組みがある。また、これは悪意のあるウイルスかどうか微妙だが、TwitterやFacebookの連携アプリの中にも、友達リストに一括で参加招待メッセージを送りまくるという、大変に迷惑なものがある。
特にTwitter/Facebookのものは、当初どちらかと言えばネットの世界に詳しい人が引っかかったものだ。いまは「これは勝手に拡散する系か?」と考えるようになったので上級者は引っかからなくなったが、最近このあたりの世界に入ってきた人が引っかかるという微笑ましい光景は連日繰り広げられている。
で、こんなたぐいの「スパムまがい機能」の中でも、LinkedInの仕組みはもっともタチが悪く、困った存在になっている。
LinkedInのタチの悪さは、以下のようなものだ。
1. Webメーラのアドレス帳との連携実行画面が、通常の再ログイン画面に似通っている
2. 一度アドレス帳が読み込まれると、相手にはしつこく何度もメールが行ってしまう
3. 送られる招待メールが説明不足で素っ気なく、特に英語が読めない人にはスパムにみえる
4. しつこく送られる招待メールの停止方法がとてもわかりにくく、また操作が面倒
▼ この画面をみたら要注意!入力しちゃダメ、ゼッタイダメ
Yahoo!やAmazonなどで、特定の操作を行った際にアカウント名とパスワードを念のため再認証することがあるが、LinkedInの「Webメーラのアドレス帳を勝手に読み込む」機能は、まるでこの再認証と同じような画面が、絶妙なタイミングで登場するのだ。特にパソコン操作に習熟した人は、ごく反射的に、ささっとパスワードを入力してしまうことになる。LinkedInにはこういう罠があるので、十分気をつけよう。
▼ Webメーラのアドレス帳とリンクする恐ろしさ
Webメール、特にGmailやGoogle Appsなどのメール機能は、過去に送ったメールの宛先をもとに自動的にアドレス帳を生成してくれる。これ自体はとても便利でありがたいのだが、LinkedInに悪用(とここではあえて表現する)されてしまうと、大変にやっかいだ。
過去に喧嘩別れした異性、やたら気難しい取引先のおじいちゃん社長、使えなくてやめてもらったスタッフ、その他無差別に、あなたの名義で謎の英語メールが飛んで行くのだ。ああ恐ろしい恐ろしい。
さらにやっかいなことに、LinkedInはしつこい。ゾンビのようにしつこい。メールを無視してると「まだ返事してませんよ〜」って再度リマインダが送られてしまうのだ。これもまた恐ろしい。
▼ 招待メールのリマインダを止めるには
招待メールはLinkedInの「メール」欄に残っているが、これを削除してもリマインダは止まらない。まさにゾンビのように、何度も招待メールを送りつけてしまう。
これを停止する方法はただ1つ、下図のように「送信済みつながりリクエスト」を開き、個々の招待メールを開いて「取り下げ」のボタンを押すのだ。こうすれば、取り下げたことの通知もいかず、リマインダは止まる。
一括で取り下げる機能が存在しないのは、もはや嫌がらせのレベルかもしれない。ネットの世界で長く生きてきた人は、数千件の招待メールを1個ずつ開いて取り下げしてかなきゃならないのだ。ひえー。
▼ LinkedInは使わないのもひとつの方法かもしれない
LinkedInは素晴らしい理念のサイトだし、この手のものとしてはサービスインも古く、特に英語圏でビジネスしてきた人にとっては必須ともいえるサービスだが、こうしたえらいこっちゃなことが起きることを考えると、「使わない」という選択肢さえ、もしかしたら必要かもしれないと思えてくる。
また逆説的にいうと、「あなたからわけのわからない英語スパムが来た」という連絡をもらったら、その会社の人はLinkedInを知らなかったことがわかる。その情報をどう使うかは、あえて言わないが。
1. Webメーラのアドレス帳との連携実行画面が、通常の再ログイン画面に似通っている
2. 一度アドレス帳が読み込まれると、相手にはしつこく何度もメールが行ってしまう
3. 送られる招待メールが説明不足で素っ気なく、特に英語が読めない人にはスパムにみえる
4. しつこく送られる招待メールの停止方法がとてもわかりにくく、また操作が面倒
▼ この画面をみたら要注意!入力しちゃダメ、ゼッタイダメ
Yahoo!やAmazonなどで、特定の操作を行った際にアカウント名とパスワードを念のため再認証することがあるが、LinkedInの「Webメーラのアドレス帳を勝手に読み込む」機能は、まるでこの再認証と同じような画面が、絶妙なタイミングで登場するのだ。特にパソコン操作に習熟した人は、ごく反射的に、ささっとパスワードを入力してしまうことになる。LinkedInにはこういう罠があるので、十分気をつけよう。
▼ Webメーラのアドレス帳とリンクする恐ろしさ
Webメール、特にGmailやGoogle Appsなどのメール機能は、過去に送ったメールの宛先をもとに自動的にアドレス帳を生成してくれる。これ自体はとても便利でありがたいのだが、LinkedInに悪用(とここではあえて表現する)されてしまうと、大変にやっかいだ。
過去に喧嘩別れした異性、やたら気難しい取引先のおじいちゃん社長、使えなくてやめてもらったスタッフ、その他無差別に、あなたの名義で謎の英語メールが飛んで行くのだ。ああ恐ろしい恐ろしい。
さらにやっかいなことに、LinkedInはしつこい。ゾンビのようにしつこい。メールを無視してると「まだ返事してませんよ〜」って再度リマインダが送られてしまうのだ。これもまた恐ろしい。
▼ 招待メールのリマインダを止めるには
招待メールはLinkedInの「メール」欄に残っているが、これを削除してもリマインダは止まらない。まさにゾンビのように、何度も招待メールを送りつけてしまう。
これを停止する方法はただ1つ、下図のように「送信済みつながりリクエスト」を開き、個々の招待メールを開いて「取り下げ」のボタンを押すのだ。こうすれば、取り下げたことの通知もいかず、リマインダは止まる。
一括で取り下げる機能が存在しないのは、もはや嫌がらせのレベルかもしれない。ネットの世界で長く生きてきた人は、数千件の招待メールを1個ずつ開いて取り下げしてかなきゃならないのだ。ひえー。
▼ LinkedInは使わないのもひとつの方法かもしれない
LinkedInは素晴らしい理念のサイトだし、この手のものとしてはサービスインも古く、特に英語圏でビジネスしてきた人にとっては必須ともいえるサービスだが、こうしたえらいこっちゃなことが起きることを考えると、「使わない」という選択肢さえ、もしかしたら必要かもしれないと思えてくる。
また逆説的にいうと、「あなたからわけのわからない英語スパムが来た」という連絡をもらったら、その会社の人はLinkedInを知らなかったことがわかる。その情報をどう使うかは、あえて言わないが。
- 2012.02.10 Friday
- Web関連
- 10:22
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- by 茂田カツノリ