ニコ技深圳観察会・参加記[2] 深圳の価値を誤解しちゃイカン
深圳市に巨大な電子機器工場が集中しスマホなどが量産されているのは皆ご存知だろうけれど、今回見てきたのはそれとは異なる側面。
最初に言っちゃうと、海外企業からの製造委託で安価に量産できるという価値だけだと、今後人件費が上がったらアウトだから「自分らで発明するしかない!」ということに気づいているという話。そして具体的に深圳市政府も多くの支援をしているのだ。
なおここにご紹介しているのは普通の企業や組織なので、ちゃんとしたビジネスをしたいならともかく、個人が興味本位で見学とかするのはそれなりに迷惑となりうる点は、一応伝えておく。いや、見学と称してアポすら取らずにフラッと着ちゃう日本人がいるらしいんすよ。
【Seeed】
https://www.seeedstudio.com/
・激安プリント基板作成サービスの「Fusion PCB」で有名
ちょっと前まで「Seeed Studio」という社名で、日本では「Fusion PCB」というプリント基板の激安作成サービスで有名。ネット経由で発注すると、最小構成で10枚US$ 9.9なのだ。
プリント基板(PCB=Printed Circuit Board)っていうのはそもそも砲弾の近接信管(命中しなくても近づくだけで爆発する)用に使われたのが最初だそうで、大砲発車時のGに耐えるにはこれしかなかったらしい。その後、印刷と同様の技術で製造できることから量産品用途に広く使われてきた。昔はラジオ雑誌にプリント基板パターン用のフィルムがオマケについてきたりしてて、僕もよく現像・エッチングしてプリント基板を作っていた。いまにして思うと小学生が塩化第二鉄水溶液とか扱っていいのかって話もあるけど、それなりにきっちり管理はできていた。
で、近年になって回路設計やプリント基板のアートワーク設計ができる優秀なCADも広まり、アマチュアの趣味でもプロの試作でも、プリント基板を作ってしまおうということへのハードルは下がっている。とはいえ日本企業ではたいてい数万円はかかるので、それが$9.9+送料とかで作れてしまうのはやっぱり驚きなのだ。
実際、試作だからとブレッドボードや蛇の目基板で手配線してゆくのは結構大変。だから基板が数千円で作れちゃうのなら、とりあえず発注して作ってみて、ダメだったら修正してまた作ればいいや、という流れにもしうる。
・もちろんプリント基板作るだけじゃない
Seeedではプリント基板を作るだけじゃなくて、それに部品を載せて製造もしてくれる。部品も売ってくれる。さらにその製品をプロモーションしたり、販売のお手伝いもしてくれる。また発注したプリント基板は権利をオープンにすることもでき、それで他の人が改良版をつくったりもできる。
実はこのあたりがSeeedの狙っている部分なようで、ひとことで言うとオープンイノベーション的なことがSeeedというプラットフォーム上で実現してしまう状況を想定しているようだ。実際、Seeedのサイトをみると楽しそうなボードが多々あるし、同社としてKickstarterに出してる製品もある。
今回訪問した「Agile Manufacturing Center」は、小ロット多品種を超短納期で生産する流れを持った工場。「小ロット」という言葉だけではその質が伝わりにくいが、要は「高単価」ということでもある。日本から見れば十分安いSeeedの製造コストも、深圳の他の工場がやってるような大量生産と比較すると高単価となるので、それに見合った価値を付与しないとビジネスは成り立たないということ。
日本で電子工作系のモノづくりをやってくと、必ずSeeedに何か注文するようなことが発生しそうで、今後何かとお世話になりそう。
【景豊電子】
Seeedのプリント基板製造委託先のひとつ。この規模の工場となると、深圳ではそこそこ郊外にしか作るスペースがない模様。工場はもっと怖い感じを予測したが、それなりに整理整頓されている印象だった。
小学生の頃にサンハヤトのキットでPCBのエッチングをした僕としては、なかなか印象深い光景であった。
プリント基板は当然ながらかなりの量を一気に量産しているので、逆に最低10枚というロット設定ができていることに驚く。
【NXROBO】
「Big-i」というファミリーロボットを開発している、創業たった1年のスタートアップ。
このロボット、音声コマンドで「もし〜なら◯◯して」という、いわば音声プログラミングができる点が面白い。ちなみに深圳にはルンバのパチモノが多数あり、どうもそれをベースに上にPCを乗っけたような構造のようだ。なお搭載しているのは普通のIntel CPUが乗ったPCで、Linux系OSを利用しているとのこと。音声認識や顔認識をしているわけだが、その中にはローカルで動作しているものもあるそうで、このロボットに限らず基礎技術的な意味としても興味深い。
【SZOIL】
深圳市の香港との境界近辺は、かつては「香港の豊かな生活を見せないように」と立ち入り禁止エリアになっていたが、いまはそのあたりを保税エリアにしている。そんなエリアにある「Shenzhen Open Innovation Lab」は、MITに認定された深圳初のFablab。ここはがっつり深圳市の予算が割かれているようだが、ここの成り立ちや設立者の裏話的なことを聞くと、国として強力なサポートがあることが感じ取れる。
にしてもさ、モノづくりの街とかいう看板を掲げている日本の地方都市は、もっと「Open Innovation」と言ってみる必要はあるんじゃないかな。この点が日本に足りない部分に思えるので。
【Chaihuo Makerspace】
深圳の超オシャレゾーン「華僑城創意文化園」にある、Seeed社が運営するメイカースペース。このエリアはもともと昔からある工業地帯だったのだが、その役割を終えたところから政府によりアートとクリエイターの街に切り替えたのだ。
オリジナリティあふれるTシャツや雑貨などを売る店が多数あり、オシャレな飲食店も多く、そしてどうやら住居もあるようで、アート系活動を過小評価する日本社会からすると実に羨ましい「クリエイター村」なのだ。そして、そこにメイカースペースを作ったことに大きな意義がある。
建物は日本の古い団地みたいなスタイルなのだが、建物間を渡り廊下で連結したり、木でスロープを作ったり木を植えたりで殺風景さを消している。道行く人も若くてオシャレな人が多く、中国にいることを忘れさせる。いや、そうではなくこれがいまの中国なのかもしれない。
【Makeblock】
LEGO Mindstormsのように部品を組み合わせて工作ができるものなのだが、アルミをネジ止めする形なので堅牢性が高く、実用的なモノが作れるのだ。実際、これで作った3Dプリンタも稼働していた。
Makeblock自体は一昨年のMaker Faire Tokyoにも出ていたし日本でもそれなりの知名度があるが、世界的に教材としてバカ売れしているようで、会社として急速に成長している。
で、実は今年(2016年)のMaker Faire Tokyoには出展しなかった。それってもしかして日本見限られてる?
【JENESIS】
日本人の藤岡淳一さんが経営されている電子機器製造請負の工場。製造した製品は全数検査しエージングもしてと、とにかく徹底的に品質を上げている。キングジムや日本交通の資本が入っているという点は、製造拠点としての期待のあらわれか。
同社は様々な媒体で取り上げられているので詳細はそちらをみてほしいが、日本でそれなりの予算規模があるハードウェアのプロジェクト受注したら、ここに頼ればいいのかって思えるというありがたい存在の会社。
藤岡社長のお話しはとても面白かったが、断片的に書いて誤解を生じてもアレなのでここでは省略。ただ、今後深圳市の人件費が高騰したとしても、電子部品入手において世界最高のサプライチェーンを築いている強みは大きく、今後も電子機器製造においては深圳の優位性は続くであろう、とのお話しも頂いた。
そういえば自転車業界の方が「自転車を台湾で作ると中国本土よりコストかかるが、あらゆる部品が揃うのでいまだに台湾が優位」と言っておられたのを思い出した。まさにエコ・システム(生態系)を築くことが大事ということか。その意味で日本の大企業は下請けを値切っていじめてデータ盗んでまるごと中国に抜け駆け依頼して、とかいうことやってると国ごと沈むよ、という話。もう沈んでるけどさ。
ちなみに深圳市の最低給与は2,080元/月で、寮と食事を付けて給与も色を付けているが、なかなか人員集めには苦労されているそうで。なんせ旧正月に帰省したらそのまま戻ってこないなんてザラな国なので。生産工程をそれなりに効率化すると、実は現場にとってはサボれないぶん疲れるので、ある程度給与は上乗せしているとのこと。
僕も自分の製品はぜひ藤岡さんの会社に製造委託したいと思うし、できればインターンとしてラインに入って製造の経験をしたいくらい。モノづくりに愛着があると、どうしたって現場作業に憧れちゃうので。
【HAX】
かつては「Haxlr8r(ハクセラレータ)」という名だった、VCとメイカースペースがあわさったような場。深圳の製造力とシリコンバレーの資本が手を組んだというわけ。
HAXからの出資を受けるにはまず製品が素晴らしく革新的であることが大事で、審査通過のハードルはかなり高い。そして審査に通った世界中のハードウェアスタートアップが深圳のオフィスに集まり、111日間という期限を区切って完成までこぎつけ販売する、という流れを作っている。
のワンボード・マイコン「C.H.I.P.」や卓上ウオータージェットカッター「Wazer」などKickstarterで有名になった製品には、実はHAXが支援しているものが多い。逆にいうとKickstarterでみかけた革新的製品がホントに実現するかどうかのひとつの指標として「HAXが支援してるなら大丈夫」と考えられる。
HAXに応募する日本人はほとんどいないそうなので、皆さんぜひチャレンジしましょう。
【SEG Makerspace】
電気街華強北のパーツ屋ビル上階にあるメイカースペース。ここはひと席1,000元/月でスペースが借りられるほか、優れた製品には数百万円規模の支援も得られる。
中でも韓国のメイカーが作っている泳ぐ魚ロボットのスムースな動きには驚いたっす。
なお今回訪問先のうち、住所公開して差し支えないものを地図上にピン立てしたのが下図。誤差がある前提でみてほしい。なお深圳はかなり広いので市内の移動は時間がかかることを計算しておく必要がある。
最初に言っちゃうと、海外企業からの製造委託で安価に量産できるという価値だけだと、今後人件費が上がったらアウトだから「自分らで発明するしかない!」ということに気づいているという話。そして具体的に深圳市政府も多くの支援をしているのだ。
なおここにご紹介しているのは普通の企業や組織なので、ちゃんとしたビジネスをしたいならともかく、個人が興味本位で見学とかするのはそれなりに迷惑となりうる点は、一応伝えておく。いや、見学と称してアポすら取らずにフラッと着ちゃう日本人がいるらしいんすよ。
【Seeed】
https://www.seeedstudio.com/
・激安プリント基板作成サービスの「Fusion PCB」で有名
ちょっと前まで「Seeed Studio」という社名で、日本では「Fusion PCB」というプリント基板の激安作成サービスで有名。ネット経由で発注すると、最小構成で10枚US$ 9.9なのだ。
プリント基板(PCB=Printed Circuit Board)っていうのはそもそも砲弾の近接信管(命中しなくても近づくだけで爆発する)用に使われたのが最初だそうで、大砲発車時のGに耐えるにはこれしかなかったらしい。その後、印刷と同様の技術で製造できることから量産品用途に広く使われてきた。昔はラジオ雑誌にプリント基板パターン用のフィルムがオマケについてきたりしてて、僕もよく現像・エッチングしてプリント基板を作っていた。いまにして思うと小学生が塩化第二鉄水溶液とか扱っていいのかって話もあるけど、それなりにきっちり管理はできていた。
で、近年になって回路設計やプリント基板のアートワーク設計ができる優秀なCADも広まり、アマチュアの趣味でもプロの試作でも、プリント基板を作ってしまおうということへのハードルは下がっている。とはいえ日本企業ではたいてい数万円はかかるので、それが$9.9+送料とかで作れてしまうのはやっぱり驚きなのだ。
実際、試作だからとブレッドボードや蛇の目基板で手配線してゆくのは結構大変。だから基板が数千円で作れちゃうのなら、とりあえず発注して作ってみて、ダメだったら修正してまた作ればいいや、という流れにもしうる。
・もちろんプリント基板作るだけじゃない
Seeedではプリント基板を作るだけじゃなくて、それに部品を載せて製造もしてくれる。部品も売ってくれる。さらにその製品をプロモーションしたり、販売のお手伝いもしてくれる。また発注したプリント基板は権利をオープンにすることもでき、それで他の人が改良版をつくったりもできる。
実はこのあたりがSeeedの狙っている部分なようで、ひとことで言うとオープンイノベーション的なことがSeeedというプラットフォーム上で実現してしまう状況を想定しているようだ。実際、Seeedのサイトをみると楽しそうなボードが多々あるし、同社としてKickstarterに出してる製品もある。
今回訪問した「Agile Manufacturing Center」は、小ロット多品種を超短納期で生産する流れを持った工場。「小ロット」という言葉だけではその質が伝わりにくいが、要は「高単価」ということでもある。日本から見れば十分安いSeeedの製造コストも、深圳の他の工場がやってるような大量生産と比較すると高単価となるので、それに見合った価値を付与しないとビジネスは成り立たないということ。
日本で電子工作系のモノづくりをやってくと、必ずSeeedに何か注文するようなことが発生しそうで、今後何かとお世話になりそう。
【景豊電子】
Seeedのプリント基板製造委託先のひとつ。この規模の工場となると、深圳ではそこそこ郊外にしか作るスペースがない模様。工場はもっと怖い感じを予測したが、それなりに整理整頓されている印象だった。
小学生の頃にサンハヤトのキットでPCBのエッチングをした僕としては、なかなか印象深い光景であった。
プリント基板は当然ながらかなりの量を一気に量産しているので、逆に最低10枚というロット設定ができていることに驚く。
【NXROBO】
「Big-i」というファミリーロボットを開発している、創業たった1年のスタートアップ。
このロボット、音声コマンドで「もし〜なら◯◯して」という、いわば音声プログラミングができる点が面白い。ちなみに深圳にはルンバのパチモノが多数あり、どうもそれをベースに上にPCを乗っけたような構造のようだ。なお搭載しているのは普通のIntel CPUが乗ったPCで、Linux系OSを利用しているとのこと。音声認識や顔認識をしているわけだが、その中にはローカルで動作しているものもあるそうで、このロボットに限らず基礎技術的な意味としても興味深い。
【SZOIL】
深圳市の香港との境界近辺は、かつては「香港の豊かな生活を見せないように」と立ち入り禁止エリアになっていたが、いまはそのあたりを保税エリアにしている。そんなエリアにある「Shenzhen Open Innovation Lab」は、MITに認定された深圳初のFablab。ここはがっつり深圳市の予算が割かれているようだが、ここの成り立ちや設立者の裏話的なことを聞くと、国として強力なサポートがあることが感じ取れる。
にしてもさ、モノづくりの街とかいう看板を掲げている日本の地方都市は、もっと「Open Innovation」と言ってみる必要はあるんじゃないかな。この点が日本に足りない部分に思えるので。
【Chaihuo Makerspace】
深圳の超オシャレゾーン「華僑城創意文化園」にある、Seeed社が運営するメイカースペース。このエリアはもともと昔からある工業地帯だったのだが、その役割を終えたところから政府によりアートとクリエイターの街に切り替えたのだ。
オリジナリティあふれるTシャツや雑貨などを売る店が多数あり、オシャレな飲食店も多く、そしてどうやら住居もあるようで、アート系活動を過小評価する日本社会からすると実に羨ましい「クリエイター村」なのだ。そして、そこにメイカースペースを作ったことに大きな意義がある。
建物は日本の古い団地みたいなスタイルなのだが、建物間を渡り廊下で連結したり、木でスロープを作ったり木を植えたりで殺風景さを消している。道行く人も若くてオシャレな人が多く、中国にいることを忘れさせる。いや、そうではなくこれがいまの中国なのかもしれない。
【Makeblock】
LEGO Mindstormsのように部品を組み合わせて工作ができるものなのだが、アルミをネジ止めする形なので堅牢性が高く、実用的なモノが作れるのだ。実際、これで作った3Dプリンタも稼働していた。
Makeblock自体は一昨年のMaker Faire Tokyoにも出ていたし日本でもそれなりの知名度があるが、世界的に教材としてバカ売れしているようで、会社として急速に成長している。
で、実は今年(2016年)のMaker Faire Tokyoには出展しなかった。それってもしかして日本見限られてる?
【JENESIS】
日本人の藤岡淳一さんが経営されている電子機器製造請負の工場。製造した製品は全数検査しエージングもしてと、とにかく徹底的に品質を上げている。キングジムや日本交通の資本が入っているという点は、製造拠点としての期待のあらわれか。
同社は様々な媒体で取り上げられているので詳細はそちらをみてほしいが、日本でそれなりの予算規模があるハードウェアのプロジェクト受注したら、ここに頼ればいいのかって思えるというありがたい存在の会社。
藤岡社長のお話しはとても面白かったが、断片的に書いて誤解を生じてもアレなのでここでは省略。ただ、今後深圳市の人件費が高騰したとしても、電子部品入手において世界最高のサプライチェーンを築いている強みは大きく、今後も電子機器製造においては深圳の優位性は続くであろう、とのお話しも頂いた。
そういえば自転車業界の方が「自転車を台湾で作ると中国本土よりコストかかるが、あらゆる部品が揃うのでいまだに台湾が優位」と言っておられたのを思い出した。まさにエコ・システム(生態系)を築くことが大事ということか。その意味で日本の大企業は下請けを値切っていじめてデータ盗んでまるごと中国に抜け駆け依頼して、とかいうことやってると国ごと沈むよ、という話。もう沈んでるけどさ。
ちなみに深圳市の最低給与は2,080元/月で、寮と食事を付けて給与も色を付けているが、なかなか人員集めには苦労されているそうで。なんせ旧正月に帰省したらそのまま戻ってこないなんてザラな国なので。生産工程をそれなりに効率化すると、実は現場にとってはサボれないぶん疲れるので、ある程度給与は上乗せしているとのこと。
僕も自分の製品はぜひ藤岡さんの会社に製造委託したいと思うし、できればインターンとしてラインに入って製造の経験をしたいくらい。モノづくりに愛着があると、どうしたって現場作業に憧れちゃうので。
【HAX】
かつては「Haxlr8r(ハクセラレータ)」という名だった、VCとメイカースペースがあわさったような場。深圳の製造力とシリコンバレーの資本が手を組んだというわけ。
HAXからの出資を受けるにはまず製品が素晴らしく革新的であることが大事で、審査通過のハードルはかなり高い。そして審査に通った世界中のハードウェアスタートアップが深圳のオフィスに集まり、111日間という期限を区切って完成までこぎつけ販売する、という流れを作っている。
のワンボード・マイコン「C.H.I.P.」や卓上ウオータージェットカッター「Wazer」などKickstarterで有名になった製品には、実はHAXが支援しているものが多い。逆にいうとKickstarterでみかけた革新的製品がホントに実現するかどうかのひとつの指標として「HAXが支援してるなら大丈夫」と考えられる。
HAXに応募する日本人はほとんどいないそうなので、皆さんぜひチャレンジしましょう。
【SEG Makerspace】
電気街華強北のパーツ屋ビル上階にあるメイカースペース。ここはひと席1,000元/月でスペースが借りられるほか、優れた製品には数百万円規模の支援も得られる。
中でも韓国のメイカーが作っている泳ぐ魚ロボットのスムースな動きには驚いたっす。
なお今回訪問先のうち、住所公開して差し支えないものを地図上にピン立てしたのが下図。誤差がある前提でみてほしい。なお深圳はかなり広いので市内の移動は時間がかかることを計算しておく必要がある。
- 2016.08.29 Monday
- 電子機器
- 19:14
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- by 茂田カツノリ